こちらは、やや太めのストレートシルエットの55年モデル。
アメリカンカジュアルウェア の隆盛期を代表するモデル。
このモデルから、バックラベルにペーパーパッチが採用される。
最後は、個人的にも1番好きなやや細身でテーパードの入ったストレート
シルエットの66年モデル。
都会的なテーパードシルエットで、ロールアップも映える66モデル。
47年モデルと同様に、様々なレプリカ系ブランドでも、復刻されることが多いモデルです。
浅めのアーチを描く、アーキュエイトステッチが入ります。
このようにシルエットだけでなく、その年代ごとに細かな仕様も少しづつ年代に合わせて変更されている501。
バックラベルのデザインや赤タグのデザイン等、書き始めるとキリがないくらいにそれぞれの年代のモデルは特徴的なディテールを持っています。
もう一つの大きな他社との違いはサイズ表記についてです。
Lee(リー)やWrangler(ラングラー)のジーンズは、WASH後に表記のサイズになるのに対し、Levi's(リーバイス)のジーンズは製品の状態(未洗い)の状態が表記のサイズとなっています。その為、サイズ:32をウォッシュした場合約1〜2インチの詰まりが発生し、実際には31〜30インチくらいのサイズになります。これは、シュリンク・トゥ・フィット / 詰まることによりそれぞれの身体にフィットするというLevi's(リーバイス) 独特の考え方によるものです。
※他社の製品よりもやや大きめのサイズが目安になります。
最後に、今まで書いてきた"501"なぜ、501という品番が付けられたのでしょうか。それは、当時様々な物には1〜5 のランク(等級)が付けられており、その1番上の第5ランクの01品番。そこから501という品番になったと言われています。また、501の後に入るXXの表記は(エキストラ・エキシード)=最高品質という意味だそうです。つまり501XXとは、当時の最高ランクで最高品質のアイテムであるという意味になります。当時の製作者達の自信と誇りが感じられる話ですね。過去には、ジーンズの丈夫さをうたったこんなCMもあったようです。